高気密住宅から高断熱高気密住宅へ

昭和60年頃から住宅の融資制度として「省エネ対策」として住宅の壁に断熱材を取り込んだ建築を政府が奨励した。
そこからこう言う住宅を「高気密住宅」と言い、今までの風通しの良い家から外気を入れない住宅構造に変化した。
理由は、一般住宅にエアコンが流通し始めそのエアコンで製造された快適な温度や湿度を外に逃がさない様にし、又電気料金も掛からないようなものにする様にした。
断熱材は、最初は、壁内部それから屋根裏、床、現在は、住宅の基礎部分に迄配置されるようになりました。

 

冬場の住宅内でのヒートショック

冬の季節に風呂場で急に体調が悪くなったり、家相上、浴室とトイレは、臭気が上がりにくい為、北側に有る事が多く、この場所でも体調不全を訴え、年間約1万4,000人亡くなっていると言うデータが出ています。
暖房が効いた部屋から上記の様な部屋の移動で温度差によるショック現象でこういう悲しい事故が出ています。

特に高気密住宅構造の場合、過去の通風の良い家と違い上記の部屋以外は、温度的に部屋中くまなく快適な温度になっているケースが多く、浴室、トイレ等の温度管理が悪ければヒートショックが起こりやすいので気を付けて下さい。

 

  高気密住宅の寿命は塗装方法で変わる

弊社は、平成年より高気密住宅専用の塗装の開発をし平成251213日に特許庁より高気密住宅塗装、高気密防水塗装、部門で商標登録が認可された会社です。

弊社の言う高気密住宅とは、1985年政府が住宅の省エネ対策として壁内断熱材を奨励し、住宅金融公庫の借り入れ条件としても適用されるようになり、1985年以降に建てられたお家には殆ど取り付けられるようになりました。
その後、平成7年に阪神大震災があり地震に強いスレート屋根が大半の屋根工事に用いられ、その屋根、壁、ベランダ、樋が防水塗装で守られています。
弊社の行う塗装工事の内容は、そういうお家の塗装です。
時々、住宅の本を読むと耐久年数と言う言葉が出てきますが、耐久年数の意味は、お解かりでしょうか?
耐久年数とは、住宅の寿命と言う意味です。
ところで、貴方のお住まいのお家の耐久年数は、何年と思われているでしょうか?
住宅を購入した時、10年無料保証、10年過ぎ20年迄は有料保証、こう言う住宅保証付きで、住宅をお買いになったと思いますが、20年は確実に大丈夫であろうが、20年以降どの位の期間迄今の家で暮らせるのだろうか?
と思っておられる方が大変多いのが現状です。
ご自身のご職業が建築関係にお勤め以外は、将来の住宅設計に対して不安を持っている方は、90%と言われています。
正解は、高気密住宅の塗装の正確な技術で塗装管理をされているお家は、耐久年数は50年以上、塗装管理が悪ければ25年と言われています。
何故ならば貴方の住む高気密住宅は、単なる塗装では無く防水塗装と言われる、住宅が屋根から壁、ベランダ、樋はじめ金具類全てが、雨水から住宅構造を守る防水塗装でお家が守られているからです。
防水塗装の防水効果は、普通10年位で無くなり、放って置くと雨水が住宅構造に浸入し、構造腐朽に繋がり耐久年数を短くします。
築10年過ぎの高気密住宅に取って防水塗装の塗替えは早ければ早いほど耐久年数が延び、遅ければ遅い程住宅の寿命を短くします。

次に防水塗装の切り替えの工事内容は、一般住宅塗装の塗装工事では無く高気密住宅専用の塗装でなくては耐久年数を永く延ばせる事は出来ません。
又、仕上がりの美しさもすっきりしたオシャレな住宅塗装にはなりません。
一般住宅塗装(ハウスメーカーの殆どの工事)も含めて、高気密住宅塗装との工事の違いは、
@高気密住宅の塗装前の換気の再生工事が完全か?
A築年数の傷みに合わせた瓦や壁の下塗り前の表面の素地の再生工事は?
B工事を担当する技術者のレベルは、熟練された一級塗装技能士が直接工事を担当するか?

塗装工事は、絵を描くのと一緒のフリーハンドの工事なので技術者のレベルによって工事内容が相当変ってきます。この内容で家の耐久年数の長短が変ったり、仕上がりの美しさにも影響します。
昔、家の塗装をするきっかけの最大要因は「汚くなってきたので美しく塗り替えよう」と言うのが主流でした。
それから一番値段の安い塗装屋さん探しでした。
しかし、@ABの大事な条件を含む塗装工事をすると高気密住宅の寿命は、50年以上になります。この要因を無視した只の色の塗り替え工事をすると、先ずスレート屋根の雨漏りが早ければ築22〜23年位から始まったり、住宅内のクロスの染みが出てきたり住宅構造の雨水の浸入に依る構造腐朽が出始め色んな修理箇所が出始め、住宅の耐久を延ばすのに大きな工事代金が発生します。
特にこれまでの塗装工事については、外壁塗装の仕上がりに対しての興味度は大変あるのですが、住宅構造にとって一番大事な屋根の塗装の内容には殆ど感心を示さず、又、工事をする側の業者も無知な工事内容が一般的であったのです。
ビルでも家でも屋根が一番雨漏りの原因になり重要です。
雨漏りを起こすと住宅構造全体に湿気が廻り構造腐朽に繋がります。
簡単に言いますと皆様のお家のスレート屋根には、瓦一枚、一枚の間には換気があり雨が降るとその間から放出され天気の日には風が吹き込み、屋根裏は、乾いた状態にあるのですが一般住宅塗装によってその間を塗り潰されたり、築年数が経ってゴミ等が溜まり雨が降っても、その隙間から雨水が放出されず、毛細管現象により構造内部に入り、入った雨水は、湿気となりカビとなり住宅腐朽に繋がります。
この要因は、全て塗装工事の技術内容にあると言っても過言ではありません。
もし、お家が腐朽して住めなくなるとして、ところで貴方のお住まいのお家を借りたとしたら賃貸料は、幾らだと思われますか?月10万円ですか?20万円それとも30万円ですか? 例え10万円としても年間で120万円です。10年で1200万円です。
20年ですと2400万円です。
特にこれから高齢化社会を向かえ世の中は、不況の声は多く、「家が古くなったら建替えたらおしまい、」と言う声は、今は少数派の意見となり、如何に優良で安い価格のリフォームで住居確保と言う考え方が主流になって来ています。
安い価格と言う考え方については、只安いというのではなく、優良なものを安く手に入れると言う事です。
塗装については、高気密住宅構造のお家にお住まいの方は、絶対に一般住宅塗装では無く耐久年数を延ばし、依り美しさを永く保つオシャレなお洒落な高気密住宅専用の塗装をお薦め致します。
是非、一度時間を取って頂いて御自分の住宅にとってどう言う塗装工事が必要なのか聞いて見て下さい。
ご連絡お待ち申し上げます。

 
(上記の写真は、紙、ハンカチ、高気密住宅をビニールで包んでいる写真です。)

高気密住宅の外装、屋根、壁、ベランダ、樋始め鉄部分の防水効果は、約10年で終る。上記の写真は、屋外で日射や風雨の掛からないところで定期的にビニールを包み換えると中に入った商品は、永遠に残る。それと同様に高気密住宅の外装の管理は、住宅の耐久年数と言われる住宅の寿命は、防水塗装の管理が良ければ50年以上悪ければ約25年と言われています。

防水効果(ビニール=高気密住宅の防水効果)

外壁塗装、住宅塗装は、素地再生、下塗りが大事

下塗り前の素地再生の重要性

 

新築より約築10年までは、雨が降ると表面の防水効果があり雨水を弾くのですが、年数が経つに連れ表面の防水塗装が取れ築年数と共に屋根、外壁、ベランダ、樋はじめ金具類等の表面が劣化して行くのですが、一般住宅塗装店に依る塗装工事の内容は、短期間の工程内で工事する為に表面の傷みの再生工事をしないで、洗浄、下塗り、中塗り、上塗りと工事が進みます。 築10年位の防水効果の未だ残っているお家であれば良いのですが、築年数が経ち防水効果が取れたお家の工事の場合、下塗り前の素地再生技術の無い工事店で幾ら安く請け負ってもらっても不合格な工事となります。
又、下塗りの内容も決められた濃さの溶液材で下塗り液を作り、築年数に合わせた表面の劣化内容に合わせて縦塗り、横塗りと何回も重ね見栄えとしては、下塗材を塗った時点で塗装が完成したと思わせる内容を作り上げる事によって中塗り、上塗りもしっかりした物になり耐久年数の永い美しい塗装が出来ます。

こちらの屋根の方は下記動画をご覧下さい
こちらの屋根の方は下記動画をご覧下さい

1.高気密住宅のスレート屋根からの雨漏りは、1次防水、瓦の表面防水、2次防水、防水シートで止まっている。 この2点の防水効果は、10年後段々と効果が無くなる。

スレート屋根とは

上記の構造図の中で、一般的に知られていないのは、スレート屋根、防水シート、野地板は、施工の際、殆どの一般住宅の工事は、釘留めされているという事です。

築年数が、11、12年過ぎて瓦の隙間にゴミが溜まってきたり、一般住宅塗装に依頼して瓦塗装した折に瓦の隙を塗装で塗り潰されたりして、隙間が詰まり、今まで雨が降ると瓦の隙間から雨が放出していた物が出口を塞がれ、雨水が表面張力を起こし、上に上がり、工事をした際の釘穴から構造に雨水が侵入する。屋根の雨水の排水の処理を間違える事により、雨水の侵入により住宅構造の腐食が始まる。

2.スレート瓦の健全な構造
スレート屋根には、もともと1枚1枚隙間があり、雨が降るとその隙間から雨を放出し、天気や風の日にその隙間から屋根裏を乾かし、構造の通風、換気をする。

スレート屋根の構造

3.スレート屋根の塗装技術の比較

スレート屋根の構造

一般住宅塗装店の80%が、こういう屋根の塗装技術で施工されている。この工法で塗装されると雨水が放出されず、シート防水の釘穴より屋根裏構造に雨水が侵入し、構造材の腐朽に繋がる。

従来の縁切りでは不十分

10%の上質一般住宅塗装店、殆どのハウスメーカーの孫請け塗装店。
この様な縁切りでは、結露部分が残り、構造腐朽に繋がる。

タスペーサー工法なら安心

高気密住宅専用塗装会社
10%のごく一部の上質一般住宅塗装店、ごく一部のハウスメーカーの孫請け店。

4.築11、12年過ぎて瓦の隙間にゴミが溜まってきたり、一般住宅塗装で瓦の隙間にペンキが塗られ、雨水の排水が、出来ない状態になっている。

スレート屋根の構造

5.貴方のお家の構造の耐久年数を25年〜50年にする新しい屋根塗装材料

パラサーモ

夏場、一般和瓦約65度の温度65度に対して、スレート系の瓦の温度は、80度以上になると言われています。

夏場、遮断塗料を塗ると大きな効果が2つあります。
@ 一般屋根塗装材料と比べると、夏焼けが少なく、瓦が長持ちする。
A 夏、室内温度は、クーラーに冷やされ25度になり、瓦の温度が80度になると55度の温度差が出て、屋根裏構造の結露に繋がり、屋根裏構造の腐朽に繋がる。

パラサーモ

  塗装ニュース@

既存住宅売買の法律が平成30年4月より改正されるのと住宅塗装方法の関係

今迄の住宅売買について新築であれば、住宅品出確保法に基づく10年間の瑕疵担保保責任が義務付けられていますが、中古住宅には同法の適用がありません。殆どが、瑕疵担保責任免責が付いていない(現状有姿)と言う必ずしも住宅構造の専門家で無い売主買主で決めた約束事が中心になり、売買の後に住宅構造に瑕疵が出た場合問題が沢山起きたので、30年4月より売買契約事項の中で第三者の検査を受けるという事項が増えます。その検査内容の中で一番買主が心配している関心は(雨漏り)です。
雨漏り検証については、天井板の雨浸みは勿論、屋根裏の検証でカビや湿気が見つけられた時は、瑕疵保険には入れず、そういう住宅物件は販売対象から外されるので一般住宅の瓦が割れたりずれたりして天井板から漏る雨漏り改修は、部分改修で金額も大きくはなりませんが、高気密住宅の場合は定期的な防水塗装の切り替えをしなくては雨漏りに気付いた時には、野地板からの屋根全ての改修に繋がるので一般住宅塗装の単純な色の塗り替え工事では無く、高気密住宅専用の換気の再生工事を踏まえた正確な住宅塗装を定期的にしなくてはいけません。

  塗装ニュースA

2004年迄に製造されたスレート屋根材は、アスベストが含まれています。

癌(特に肺がん)を誘発するとして、現在ではアスベスト含有屋根材の使用・製造・販売は禁止されています。スレートの表面の防水塗装が切れるのは、約10年です。防水効果が取れると表面が露出され、傷付ついたり、割れるとそこから有害物を飛散する。
撤去には特別な資格が必要な上、多額の処分費費用もかかります。
アスベストが近隣に飛散、拡散しない為の養生費もかかります。
対策としては、

@ スレート屋根の防水効果が取れる10年毎に防水塗装の塗替えをする。
A 屋根を葺き変える

現在良くテレビや新聞でアスベストの被害患者の訴えが出て、葺き替え工事に於ける有毒物の飛散、拡散を心配し葺き替え工事が難しい地域もあるので、やはり防水塗装の交換を早い目にされる方が安くて簡単です。

住宅塗装の変化

一般住宅の構造変化にともなった住宅塗装の変化、現在貴方のお住まいになっている住宅の壁構造は?
@ 一般住宅壁・・・従来からある板を張り、金網を張り、セメントを塗り塗料を拭きつける。
A 高気密住宅壁・・・壁の中に断熱材が入ってる壁
B 高断熱高気密壁・・・壁の中に断熱材、外壁に遮熱効果のある壁になっている。

昭和60年、政府の住宅の省エネ化推奨、又それに伴い国からの住宅融資である住宅金融公庫の融資を受ける為の条件として住宅の壁構造に断熱材を入れる事が決まりました。
それから住宅の価値観が変わり風通しの良い家から風通しの無い家が良くなりました。
それに加え、平成7年神戸地震により和瓦から縦揺れに強い軽量スレート瓦が出回りました。
上記のように住宅構造が変るに連れてお家を守っている住宅塗装の形も変化しています。
平成の初め位から高気密住宅から高断熱高気密住宅になりより一掃、夏は涼しく、冬は暖かい住宅を消費者は求めています。
今回のお知らせは、普通の外壁を約10年前高断熱塗装をし、遮熱効果のある高断熱壁にした例です。
約10年間塗装をした効果は、他の家に行った時、「やはり少し違う」との事です。

10年前、高断熱塗装した塗装液 現在進化した高断熱塗装液

平成22年 6月 初塗装年度

 

高断熱高気密塗装

令和1年(平成32年) 10月

 

塗装9年5ヶ月後、そろそろ塗り替え時期です

 

第一次防水、第二次防水で守られている高気密住宅、高断熱高気密住宅

雨

1985年、旧建設省が省エネに配慮した機密性の高い住宅の建設を奨励した事により、寒冷地以外でも建てられるようになりました。
この住宅は、世の中にエアコンが住宅内に設備されるようになり、その温度や湿度を守り快適に暮らせるようにお家の構造に断熱材を建築基準に取り入れられる様になりました。その気密効果は、お家全体を風雨から守り耐久年数と言われる住宅の寿命を永く保つ為に考えられたのが、第一次防水、第二次防水の防水セットです。簡単に説明すれば、屋根で言えば防水効果10年のスレート瓦、防水効果20年の防水シートです。壁で言えば、ボンタイル壁、サイディング壁、目地の防水効果は10年、その内側の防水シートは20年です。
基本的に瓦や壁の再塗装は軽作業で出来ますが、防水シートの交換工事は、大工事となりますので、10年毎の屋根、壁の塗装の管理はお家を永く持たせる為の大事な管理です。防水塗装の管理が悪ければお家の寿命は25年良ければ50年と言われています。

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